幸せを願う

先日、母方の祖母が他界しました

 

この夏に会えると思ってた

きっとそれが最後になるだろうと

どんなふうに会って

何を話すか

何を聴くか

考えてた

 

棺桶を見るのが怖かった

あの光景が蘇るから

 

 

でも

祖母の顔は

ある歌にあるように


〝清らかに貴方は美しかった〟

ほんとにそうだった
切なくなるほど穏やかで綺麗だった

祖母はそういう〝人〟でもあった


あの世でも幸せに過ごしてほしいと願う


今まで“あの世”なんて信じてなかった

だって

会えないし会話もできない姿を見ることもできない

 

“天国にいった”とか“空から見守ってくれてる”とか

言われれば言われるほど辛かった

 

だから

あの世なんてない

死んだらもう終わりなんだ

と思ってた

 


でも今は

“あの世”や“天国”があってほしいと願ってる

祖母がもう苦しい思いをせず
旦那さまや親や兄弟に会えているのなら
良かった、と思う


都合のいい話だけど
大切な人を想い
その〝時〟に直面し

それを受け入れられたら
人って変わるんだなと

今更ながら
人の気持ちを
理解できるようになった


死後どうなるとか

天国がどうとか

遺された者の立場から〝死〟を捉えるんじゃなくて


ただただ、いつまでもその人の幸せを願ってるんだ

 

f:id:kcoringclass:20210607211126j:image