数年ぶりに母方の祖母に会いました。
島に住んでいて、 海のものが豊富にあります。
そんな祖母が、ひじきを沢山くれました。
「ひじきはね、水に浸けといて、 醤油で煮たら美味しいよ。 」
と教えてくれました。
そして
「あれは、じいさんが好きやったよ」
と。
じいさんとは、 祖母の旦那さま。 もう30年近く前に亡くなりました。
私はこの祖母の言葉を聞いたとき
“祖父は、祖母の中で生きているんだな"と感じました。
祖母は祖父とずっと一緒にいるんだな、 と。
亡くなった方のことを
「○○さんは心の中で生きてるんだ。」
っていうのを耳にすることがあります。
実は私はそのことをよく理解できませんでした。
だってもう亡くなったら会いたくても会えないし会話もできないじゃん!生きてるんだったら連れてきてよって。
(子供ww)
が、
祖母のこの言葉で、 なんとなくそれを感じました。
日常のふとした瞬間に祖父のことが口に出る祖母。
亡くなってから30年経った今もずっと祖父のことを想い続けている祖母、
また、二人の心の繋がりが
すごく素敵だなと思いました。
身近な人の想いに触れて、やっとその気持ちを知る。
まだまだ体験していないことだらけだけど、人の想いを感じ汲み取れる人になりたい。