「暑いですね」

人通りの少ない田舎道を歩いていると、お婆さんが一人、反対車線の歩道を歩いているのが見えた。

 


この日は猛暑で日傘をさしても汗だくになる

 


大丈夫かな、と時々おばあさんを見ると

お婆さんも私を見てる(笑)

 


よそ者の私が珍しかったのかな

 


横断歩道ですれ違うとき、

お婆さんがにっこり笑って声をかけてくれた

 


「暑いですね」

 


なんだかすごく嬉しかった

 


今のご時世、

警戒するばかり、会話は控えめ、よそ者は白い目で見られる

 


そんな中、明らかに地元民ではない私に

「暑いですね」と

笑顔で何気ない会話をくれた

 


人の暖かさを感じた

 


人との繋がりを大切にする

って忘れてた

 

 

無防備な笑顔や会話に

懐かしさを覚えた

 

 

そうだ、

田舎では近所の方がこうして声をかけてくれてた

 

 

「暑いですね」

ほんとに嬉しかった