泥があるから、花は咲く
抜粋★
泥が大事、泥が材料、泥がなければ花は咲かないよ。しかし、泥がなければ花は咲かないけれど、泥イコール花ではないよ。
蓮の花が泥の色や匂いをとどめたら、誰も振り返りはしないでしょう。泥の姿も匂いもとどめず、あの清らかな花を咲かせるから、人々は賞め愛しむのです。
人生の苦しみを泥にたとえることができましょう。
私が苦しみから救われる
のではなく、
苦しみが私を救う
のです。
傷に大小はあっても、傷は傷。借り物ではない自分の傷を大事にすること。
苦しみ悲しみという泥、これが原因となり、その苦に導かれてアンテナが立ち、よき師、よき教えという縁に出会うことで、泥は肥料と転じ、美しい花という果を咲かせます。
『泥があるから、花は咲く』より☆